06/5/1(月) 3日目

(`・ω・´)シャキーン

目が覚めた!!

嫌な汗がだらだら。

ん??何が起こった??

嫌な予感がするよ。圧迫のある個室。寝る時と変わらない個室。

隣の個室には女がいる。

けして覗いてはいけません!!

しかし、時間を見ると八時。

どうやら寝過ごしたようです。

5時間パックのはずが、8時間パックに!!

料金は2倍に跳ね上がってました!!

そう、それはジャックと豆の木の豆の木のようなスピードでみるみるうちに料金は

跳ね上がったのです。

一瞬、うろたえる。そして、逃げるが。

いや、地球の平和を愛する自分としては、倫理、道徳を重んじます。

もちろん、全額払わせていただきます^^←当たり前

カウンターに行くと相変わらず、要潤似のイケメンが立っていた。

こんな朝までご苦労様です。

とりあえず、なんとか脱出した漫画喫茶。

熊本は路駐がいないので、前日やたらと苦労して探し当てた路駐場所に

相変わらず相棒は、じっとしていました。

今日はまず、鹿児島に行こうじゃないか!!

快晴の中、俺の単車は小気味のいいマフラー音をケツで感じながら、

今日も走ります。

あっちには、沖縄があったなぁ

屋久島もあっちのほうだろうか。

気持ちのいい風が吹き付けます。

ほんとにきもちいいのです。なんとも言えないリフレシュな新しい気持ちで

俺は走ります。

まず、走るときは思考をゼロにします。

運転だけに集中します。すると、俺の頭の中にあった

もやもや、ストレス、緊張感、脱力感は一掃されるのです。

そう、何も考えなくていいことがこれほどすばらしいことなのか。

そうこうしているうちに、

薩摩焼の文字が見えます。

看板の表示は左になっています。

左に大きく曲がったカーブがありました。

それは高速の減速させるためのカーブのような感じです。

ステップをカリカリいわせながら、まだかまだかとカーブの出口を伺います。

その先に見えたものは、白い家でした。

白い家。そんなのどこにでもあるじゃないかって思う人がいると思いますが、

その白い家は、壁はもちろん、屋根まで白いのです。

その屋根は瓦でした。はじめて見ました。少し感動しました。

この家には、本当に持ち主の愛情を感じる。

白が好きな俺にとっては少し共感できる所がありました。

画像で伝えることができないのは残念です。

そして、薩摩焼を食べようと思います。

しかし、その時気がついたことがあります。

自分の中で薩摩焼はサツマイモを焼いた食べ物、つまり焼き芋だと思っていました。

よくよく考えてみると薩摩焼は陶器の焼き物であって、食べ物ではないということです。

なぜ、こんなところでボケかましてんだ。

自分に腹が立ちました。

道を再び三号線に戻します。

いよいよ鹿児島県です。




ここがいわゆる本土最南端の県、鹿児島です。

三号線は海岸沿いを走ります。

鹿児島は広い道路でした。

そして、気持ちのいい南国の雰囲気が漂う椰子の木が並木道になっています。




なぜか、寺作りの建物が多くありました。

看板には

   みんなでつくろう  
         すみたいまち
              しあわせなまち
                      かごしま

と書いてあります。

名古屋でこのような看板があったら、みんなどう思うでしょうね?

自分だったら、あまりにも的外れだと思います。

しかし、さすが南国の国鹿児島!!!

幸福感やがにじみ出ているではないか!

この標語を書いた少年はさすが!更にこれを採用したPTAに脱帽ですww

ほんとうに鹿児島が好きになります。




このような西洋風な建物もあります。

きっと、江戸時代に西洋から流れてきた文化の名残なのでしょうね。

少し、キリスト教のイメージもあります。



なぜこの写真を撮ったのか。

それはこのピンクのハイエース。

なんとなくラブワゴンです。



美しい花がありました。

それは、歩道に並んでいる花でした。それにすら興味をもちます。

普段、歩道に咲いている、人の行く手を阻むだけのために植えられた

花に目をやるでしょうか?

まず、ありえません。

新しい土地で、新しい空気を感じ、新しい人を感じます。

それがどれほど新鮮で心に染み渡ってくるか。

それを具現化したのがこの写真です。

母親に見せたら、この花は見たことがないねぇとのこと。

あてにはなりませんが、もしかしたら南国だけにつぼみをつける花なのかもしれません。

さて、いよいよ彼の登場です。

鹿児島でもっとも有名な人物。

それは、日本中でも知らない人がいません。

日本を救い、新たな日本を改築した人物。




どう!!!?

そう、言わずと知れた西郷ドンです!!!

この貫禄のホームベースフェイス!見事なまでに堀の深い瞳!

そして、堂々とした風貌を支えるのは、この五頭身です。

ほんとに貫禄がありますね。

日本は西郷隆盛によって長い夜を明けたのだと思います。

ごめんなさいね、親子ずれの方。

さて、、、鹿児島を南下すると、

たくさんのバイク海苔の方と会います。

バイクに乗っている人は、自分に手を上げて|〃▽〃)ノィョゥ

|挨拶してくれます!自分ももちろん、手を上げて挨拶します。

これは他人から見たら、知り合いとでもすれ違ったのかと思うそうです。

もちろん、知り合いではありません。

初対面です。しかも相手のカオすら見えないときがほとんどです。l

しかし、挨拶をします。

同じバイクという趣味を持っていることだけで、

一秒にも満たないすれ違う相手と挨拶をして共感しているのです。

ほんとにバイクのりは気持ちいい人ばかりだと思います。

けれど、たまにすれ違う瞬間に手を上げて挨拶する方がいるんですが、

え!!??今手上げたの!?

って確認してる間にもうミラーの点になっていることあがありますけどねw

さて、海岸沿いを気持ちよく90`程度で走っていると

渋滞に!!

なんで渋滞してんだ!?

誰か事故ったのか!?

と思ってすり抜けてみると、

どうやらペースカーが入っていたようです。

おいおい、ダレも事故ってないし、イエローフラッグもふられてないんだから

40`で走らなくてもいいんじゃん?

そのパトカーは後ろにぞろぞろと車を引き連れて先導していました。

パトカーの後ろにつけて様子を伺います。

この堂々とした走りっぷり。片道2車線の反対車線を使って抜こうもの

なら、一瞬にしてサイレンが鳴るでしょう!

パトカーが左に曲がったその刹那!!

後続車と俺の意地の張り合いが始まった!

俺のメーターは100を超えなお加速する!

相変わらず後続車は俺を煽る!

そして、自分の車線は前の車でつまる。

後続車は左車線を飛ばして、自分を抜き去る!

俺も車線を変えてその車を追う!

しかし、右車線もつまる!

俺は華麗に左右つまった車の間をすり抜け!

しかし、少し流れがよくなり、その後信号にひっかかる!

俺の後ろには例の車両が付いていた。

ばかばかしい。こんな危険な走行して何になるんだ。

俺は逆に制限速度以下のスピードでゆっくり走行した。

例の奴は後ろを走り、けして抜こうとはしなかった。

きっと、抜いたらまたぼわれると思ったのだろう。

終焉。

しばらく走ると、異様な光景が迫ってきた。

なんてでかいんだろう・・・



そう。ゴリラである。パチンコ屋のようだ。

ゴリラに飲み込まれている。

パチンコキングコング。

昔はやらなかったか!?

パチンコのパの字の前に、一つパを付けるとおもしろいことになるって。

それはともかく、このお店は閉店しているようでした。


右に桜島が見える!でかいのに海に浮いている孤島のようだな!

桜島は、離島に近いのです。

もう数十`だな。

途中に道の駅がありました。とてもにぎやかで人があふれています。

とりあえずトイレに立ち寄りました。

鏡を見た瞬間。

パンダ・パンダがいるよぉ!!!

この日は天気もよかったので、半ヘルにグラサンを装備してたんだが、

見事にパンダもびっくりなほどのグラサン焼け!!

目の周りだけ白いのです。逆パンダでギャグパンダです。

更に、排気ガスで驚くほど黒く汚れ、逆パンダに拍車がかかります!

うわぁ、こんなカオで何人かすれ違ったぞ。

ぞっとしました。

もうしょうがないので、昼っぱらから道の駅で洗顔クリームで洗顔です。

すっきりwwグラサンすりゃわからないしねw

その後、走行中はどれだけ涙が出ても必ずグラサンを外して乗っていました。

やっと桜島とのつなぎ目に指しかかりました。

桜島とはたった一本の道で繋がっています。

自分は右回りで回ります。

まるで峠道のようなうねった道が海岸沿いにありました。

しばらく走ると、道の駅があります。

バスが3台ほど駐車しており、おばさんが何人か外にいました。

どうやら、学生を出送りしているところに遭遇したようです。

少し迷惑をかけたかもしれませんね。

お店の中は広いのにがらんとしています。

腹が減ったので二階のレストランに行くと、

とても大きな食堂なのに誰一人ご飯を食べる人がいません。

なんだか様子がおかしい・・・

一階に下りてお土産でも見よう。

すると、おばさんがよってきて、

名古屋からわざわざきたんかねぇ、遠かったでしょぉ

どれくらいかかったの??

なんだかやたらと話しかけられます。

ちょっとうんざりして、隣のお土産売り場を見ると

今度は違うおばちゃんが、これおいしいで試食してみ!!

と差し出してくれました。

そして、会話をやめようとしません。

この状況には覚えがあります。

それは自分が服の販売員をやっていた時の接客とまったく同じだったからです。

おばさんが、隣のバイク乗りの人に声を掛けた瞬間、

逃げました。

おばさんは、

あっ!!!

って言いました。あ!?ってなんやて^^

なんとも、違和感のあるお土産売り場でした。

たぶん、学生の旅行をお世話する施設もかねているのでしょう。

悪気はなかったのでしょう。けれど、二度と行くことはないと思います。


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